2022-23V.LEAGUE DIVISION1 MENは4試合が行われた。V・ファイナルステージ進出を狙うホーム・パナソニックパンサーズ対ジェイテクトSTINGSの試合は、昨日のストレートでの結末とは打って変わってフルセットの激闘となった。
この日もチケット完売で満員となったパナソニックアリーナでの一戦、第1セットはパナソニック・セッターの深津英臣がポーランド出身、クビアク・ミハウを中心に攻撃を組み立てる。日本代表の大塚達宣や大竹壱青らが強烈なサーブを放つとジェイテクトの守備を崩し、クビアクがアタックを決めリードを広げる。1セット目で7得点をあげたクビアクの活躍もあり、パナソニックが25-19で第1セットを先取する。
第2セットはセット終盤まで拮抗した展開が続く。ジェイテクトは日本代表の西田有志やアウトサイドヒッターの柳田将洋らがアタックを確実に決める。一方のパナソニックは第1セットとはトス配分を変え、ミドルブロッカーのエバデダン・ラリー、日本代表の山内晶大を攻撃に絡めるなど拮抗した展開が続く。ジェイテクトは25-25とデュースの展開でスロベニア出身ティネ・ウルナウトのアタックが決めると、最後はウルナウトがサーブでパナソニックの守備を崩し、西田がアタックを決め27-25でジェイテクトが2セット目を取り返す。
第3セット、序盤から山内のブロックやこのセットスタートから出場した西山大翔がノータッチエースを決めるなどパナソニックがリードする。セット中盤までは17-12と序盤のリードをパナソニックが維持する展開が続くが、西田のサービスエースや柳田がアタックを決めるなどして23-22までジェイテクトが迫る。クビアクのアタックが決まり、24-22とセットポイントを握ったパナソニックだったが、クビアクのスパイクを西田がブロックし24-24。第3戦セットもデュースの展開となる。追いつかれたパナソニックだったが、今度はクビアクが西田のアタックをブロックすると、最後は西田のアタックミスでパナソニックが26点目を取り、パナソニックが勝利まであと1セットとする。
第4セット後がないジェイテクトはセット中盤に西田がサーブ、アタックで連続得点を決めると17-13と得点差を広げる。パナソニックはクビアクに変えて仲本賢優を投入するが、負けられないジェイテクトの勢いを止めることはできず、25-18でジェイテクトがこのセットを取り勝負はフルセットに突入する。
第5セット、序盤からエバデタン、西山の連続ブロックでパナソニックがリードするが、ジェイテクトも日本代表・村山豪のブロックなどで追いつき、拮抗した展開が続く。セット終盤パナソニックはエバデタンが柳田のアタックをブロックし抜け出すが、やられた柳田もサービスエースを決める。勝敗の結末は最後までわからない展開となったが、最後は西田のサーブが惜しくもアウトになり、パナソニックが激闘の末勝利を掴んだ。
この試合の結果、パナソニックは16勝10敗で5位を死守した一方、ジェイテクトは15勝11敗で6位のままとなった。パナソニックとしてはV・ファイナルステージに向けて大きな一勝となった。
次週もV1男子はV・ファイナルステージ進出に向けてウルフドッグス名古屋対堺など負けられない一戦が続く。
2月19日(日) パナソニック vs ジェイテクト
この試合の見逃し配信を見る → https://vtv.easysports.jp/video/32322/a>