2022-23V.LEAGUE DIVISION1 MENは1試合が行われた。ホーム・有明コロシアムで9位・大分三好ヴァイセアドラーを迎えた8位・東京グレートベアーズの試合は、下位2チームが戦うV・チャレンジマッチ出場に向けて明暗が別れる試合となった。
第1セット序盤、東京GBは中国出身の張秉龍が相手を襲う強烈なサーブを放ち4連続得点を奪うと、大分三好も試合中盤から出場したタイ出身・カンタパット・クンミーがブロック・アタックで4連続得点を奪い、拮抗した展開が続く。セット終盤、セッターの井口直紀のサービスエースなどで24-21とセットポイントを握った大分三好だったが、オポジットのイノックモゲニの連続アタックミスがあり、24-24のデュースとなる。その後は両チームセットポイントを奪い合う展開が続くが、最後は大分三好のモゲニのアタックミスで東京GBが32-30第1セットを先取する。
激闘の第1セットを取った東京GBはその勢いのまま第2セットも序盤からリードを奪う。ブラジル出身、アラウージョ・ラファエルがノータッチエースを奪うと、張も鋭いスパイクでサイドアウトを重ね、終始リードを奪う展開が続く。一方の大分三好もカンタパットやモゲニを中心に攻撃を展開するが、要所でアタックミスが続き第2セットも東京GBが25-20で連取する。
第3セット、後がない大分三好はミドルブロッカーの中村竜輔らを途中で投入するが、東京GBの狙いを定めたサーブに対しサーブレシーブが崩されミドルブロッカー陣がアタックで封じられアウトサイドヒッターに寄った攻撃の展開となってしまう。東京GBはリベロ・古賀が相手の攻撃を読んだポジショニングでディグを決め、ボールを拾うとこの日50%近いアタック決定率を残した、アラウジョ、張がアタックを決め東京GBがストレートでの勝利を決めた。
この試合の結果、東京GBは6勝18敗、一方の大分三好は3勝21敗となった。東京GBとしてはホームでの連勝、またV・チャレンジマッチの出場回避に向けて大きな勝ち星となった一方、大分三好としては東京GBと三勝差と厳しい状況となった。
次週V1男子は上位V・ファイナルステージ進出を争う4位・パナソニックパンサーズ対6位・ジェイテクトSTINGSなど5試合が行われる。いよいよ終盤戦に差し掛かるV1男子、どの試合も会場で、また配信で目撃せよ!
2月12日(日) 東京GB vs 大分三好
この試合の見逃し配信を見る → https://vtv.easysports.jp/video/32260