2022-23V.LEAGUE DIVISION1 WOMENは4試合が行われた。埼玉県・深谷市総合体育館(深谷ビッグタートル)で行われた久光スプリングス対KUROBEアクアフェアリーズの試合は、久光が昨シーズン女王の貫禄をみせ3-1で勝利した。この試合の結果久光はV・レギュラーラウンドを3位で終え、V・ファイナルステージ進出を決めた。
第1セット、KUROBEはトルコ出身、イヴェギン・トゥーバの力強いアタックや高橋愛未の鮮やかなブロックなどで序盤からリードし、順調に得点を重ね最大で6点差をつける。差を話された久光だったがセット後半に石井優希や途中交代で入った長岡望悠の活躍で追いつく。その後、一進一退の攻撃が続くが、最後はKUROBEが効果的なサーブやコンビプレーを披露し23-25でこのセットを取った。
第2セット、久光はベルギー出身ファンヘッケ・リセの鋭いアタック、と荒木彩花、石井のブロックが功を奏しリードする。一方KUROBEは、巧みなメンバーチェンジで梅津憂理と高橋、佐藤彩乃、浮島杏加子、山口真季、イヴェギンへと全員で相手のすきを突く、切れの良いアタックで追い上げる。しかし、久光は荒木、中島によるコンビプレーやファンヘッケ、荒木の小気味良いブロックでこのセットを25-18でものにした。
第3セット、7‐7まで一進一退の観客を沸かせるラリーとなった。しかし、久光の荒木、中島咲愛が並んだブロックは硬く、KUROBEの果敢な攻撃を阻みリードしていく。その後もKUROBEは梅津、途中交代で入った住田帆志乃、高橋らが攻撃を重ねるが、久光の濱松明日香、ファンヘッケ、石井によるブロックが鉄壁のディフェンスとなり、このセットはあっさりと手にした。
第4セット、久光がテンポよく攻撃へつなぎリードする。KUROBEはチームワークで粘り強くボールを拾い、梅津、高橋のアタックへと持ち込んで点差を縮めていく。しかし、久光は荒木、中島や、濵松、ファンヘッケらの気迫の籠ったアタックを相手コートに打ち込み続け、最後は長岡のエンドラインを突くアタックで、このセットを締めくくり勝利した。
この試合の結果、久光はチームとして9連勝、24勝9敗69ポイントで3位、敗れたKUROBEは10勝23敗28ポイントとなり10位でV・レギュラーラウンドの全日程を終了した。久光としては昨シーズンの女王として4月7日から始まるV・ファイナルステージで連覇を狙う一方、KUROBEとしてはV・チャレンジマッチ出場を回避し過去イチのシーズンとなった。
3月26日(日) 久光vsKUROBE
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