2022-23 V.LEAGUE DIVISION1 WOMENは6試合が行われた。現在、2位のJTマーヴェラスは5位のNECレッドロケッツと対戦。今季これまでの対戦は１勝１敗で両試合共にフルセットの戦いをしている両チームだったが、NECが先週からの2連勝の勢いが出た形となった。

序盤、JTは籾井あきがヌクジャン・タットダオ（タイ）やロウ・カースタ（アメリカ）を積極的に使い、得点していく。対するNECはサイドを中心に古賀紗理那や山内美咲が得点を重ねていくが、お互いに譲らず終盤まで一進一退の攻防となる。JTは20-20の場面からリリーフサーバーで入った橘井友香のサービスエースで抜け出し22-20とリードした展開から、最後は林琴奈が2本連続でスパイクを決め25-22と先取する。

第２セットも競った展開が続くが、JTは11-11からロウのスパイク、タットダオのサービスエースで14-11と点差を広げる。NECは島村春世のブロードやブロックの3連続得点などで16-16と同点に追いつき、二枚替えで入った廣田あいのスパイクも決まり20-17とリードする。JTも流れを変えようと西川有喜のスパイクで対抗するが点差を縮めることができずNECが25-20で取り返す。

第3セットも中盤までお互いに取ったら取り返す展開。JTは途中交代の塩出仁美のサービスエースで18-16と2点差に広げるが、NECは古賀が二段トスを決めきるなど20-19と勝ち越しに成功、最後は古谷ちなみ、上野香織のスパイクが決まり25-22と連取する。

第4セット、JTはロウにボールを集めるがNECは2枚ブロックで対応する。NECはこの日スタメン起用のセッター中川つかさが攻撃の的を絞らせない巧みなトスワークを見せ25-20で取りセットカウント3-1でNECが勝利した。この試合の結果、勝利したNECは19勝10敗となりV・ファイナル4進出へ大きな一勝となり、一方敗れたJTは手痛い2連敗で20勝9敗となった。

３月11日(土) JT vs NEC
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