2022-23 V.LEAGUE DIVISION1 WOMENは6試合が行われた。埼玉県・埼玉県立武道館で行われたNECレッドロケッツ対ヴィクトリーナ姫路の試合は姫路が前セット粘りのあるバレーを展開するものの、要所でNECが決め切りNECがストレートでの勝利を収めた。

第１セット、ＮＥＣは序盤から攻めたサーブで姫路の守備を崩し日本代表アウトサイドヒッターの古賀紗理那やミドルブロッカーの上野香織のスパイクで得点を上げると、流れに乗りリードを広げていく。中盤・姫路は佐々木千紘のＡクイックやオランダ代表・プラクセレステのサイド攻撃などで食い下がると、終盤・田中咲希がライトから鋭いスパイクを決め、連続ポイントで巻き返す。姫路は追い上げたものの、ＮＥＣの要所でのスパイクを止めることはできず、最後は島村春世がＡクイックを決めNECがセットを先取した。

第２セットは序盤から両者とも熱いプレーを見せ、白熱した展開となる。姫路は的を絞らせない多彩な攻撃で得点を上げていくが、ＮＥＣは要所で古賀がサービスエースやブロックを決め、優位に試合を進めていく。最後までリードを守ったＮＥＣが、古谷ちなみのきれいなレセプションから上野がＡクイックを決めて連取した。

第３セット立ち上がり、後がない姫路は佐々木のスパイクで流れをつかみにかかるが、古賀や上野のライン際へのスパイクによる連続ポイントに阻まれ、苦戦を強いられる。中盤・姫路は田中、佐々木らが、両サイドから鋭いスパイクを打ち込み、徐々に点差を詰めていくが、ＮＥＣはリベロ・小島満菜美などの粘り強い守備に支えられ、緩急のついた攻撃で姫路を突き放し、最後は島村がブロード攻撃を決めて試合に勝利した。

この試合の結果、NECはこの週末連勝で18勝10敗としV・ファイナルステージ進出に向けて4位久光と1勝差を保った。一方敗れた姫路は5勝23敗となり、昨週ホームでは上位チーム相手に勝利をあげたものの、今週は1セットも取れない悔しい結果となった。

３月5日(日) NEC vs 姫路
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