2022-23 V.LEAGUE DIVISION1 WOMENは6試合が行われた。8勝12敗で９位につける日立Astemoはホーム・日立市池の川さくらアリーナに12勝6敗で3位のNECレッドロケッツを迎えた。

日立Astemoとしては先週1月28日のトヨタ車体戦でチームの攻守の要であった外国人選手のタップ・ハンナの負傷交代があったものの、ベテランの渡邉が見事に穴を埋める活躍を魅せた。また、野中瑠衣や室岡莉乃などシーズン前半にはあまり出番のなかった選手が活躍する良い兆しが見える中、ホームゲームを迎えた。

一方のＮＥＣは先週末、ホーム大田区総合体育館で上位を争う久光相手にまさかの2連敗を喫し、チームとしては悪いムードが漂う。先週の久光戦で初出場となった全日本インカレのMVP、内定セッターの中川つかさ、また、同じく先週初出場となったルーキーの廣田あいなどチームのムードを払しょくするようなフレッシュな選手の活躍に期待が持たれた。

第1セット、NECはこの試合も内定選手・中川やルーキー廣田がスタメン、またミドルブロッカーでは熊本信愛女学院高校の内定選手・原嶋陸夢が初出場・初スタメン出場。若手で挑んだNECだったが、アタックがなかなか決まらず。逆に日立Astemoのアウトサイドヒッター、長内美和子や野中らが要所でアタックを決め、第1セットを25-21で先取する。

第2セット、苦しいチーム状況のNECはベテランの島村春世やチームの大黒柱・古賀紗理那にトスを集めるが、日立Astemoの組織だった守備を崩すことができない状況が続く。サーブレシーブもNEC・廣田に狙われて崩されるなど、第1セット同様アタックが決まらない展開が続き、このセットも25-19で日立Astemoが連取する。

第3セット、後がないNECはキャプテンの古谷ちなみや柳田光綺らメンバーチェンジを行うが、勢いに乗る日立Astemoの流れを止めることはできない。日立Astemoはセッターの雑賀恵斗が巧みなトスワークでミドルの渡邉と入澤を絡めつつ、野中や上坂瑠子らがアタックを決め、このセットも日立Astemoが25-20でセットを取る。この結果、日立AstemoがNECに3-0ストレートでの勝利となった。

この試合のVOMはアタックで10点、ブロックでも3点を決めた渡邉が選出された。NECとしては苦しいチーム状況で明日は連敗を止めたい一方、日立Astemoとしてはこの勢いで3連勝をつかみ取りたい。

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2月4日(土) 日立Astemo vs NEC
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